2008年2月14日木曜日

生まれながらにして名車 ~フェラーリ・Dino~


 ディーノは、1956年に当時のF2用レーシングユニットとして誕生したV6DOHCの血統を受け継ぐ心臓を、コクピット背後に横置き搭載したフェラーリ初のミッドシップ・ロードゴーイングスポーツである。最新のF430の直接の祖先にあたる名車だ。 ディーノという車名は、1956年1月に24歳という若さで白血病により急逝したエンツォ・フェラーリの愛息、アルフレディーノ・フェラーリ(愛称ディーノ)に由来する。彼は存命中スクーデリア・フェラーリ(フェラーリのレーシング部門)に在籍し、名機と言われるV6レーシングユニットの開発に参画する。これがF2用として開発され、最終的にはF1用ユニットにまで発展した通称ディーノ・ユニットであり、206GT&246GTに搭載されたV6DOHC 24Vの直接の祖先となったエンジンである。 フェラーリが生み出す作品は、数々の名ストーリーに彩られたものが多い。そのなかでもディーノ206GT&246GTは、とびっきりの逸品といえる。なにしろエンツォの愛息が手がけた伝説のエンジンを積み、サーキットの興奮がリアルに感じられるミッドシップスポーツなのである。さらにワインディングロードでも持て余すことのない適度なボディサイズと、名匠ピニンファリーナならではの美しいフォルムというプレゼントまでつくのだ。正式名称にこそフェラーリのネーミングは付かないが、フェラーリの魅力を堪能するのにこれほど最適なクルマはない。(カーアンドドライバー:名車グラフティより)


 フェラーリディノ。スポーツカーやレーシングカーに伝説は必要不可欠なエッセンスだ。その中でも、この車は世界最高のストーリーを生まれながらにして持っている。この小さなスポーツカーの凄いところは、こういった記念碑的な車はややもすると外見だけになってしまうが、このディノは違う。その性能は現代でも十分通用するものだからだ。当然今も名車ストーリーを紡ぐ側にいるのだ。とびきりのフェラーリ・オーケストラを現在も奏でているのだ!

 今後、これほどまでの伝説を持った車は生まれてこないだろう。

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