強烈な個性の塊、アルファロメオRZを表現するのに、これほど適切な言葉はない。アルファロメオRZは1992年秋のパリ・サロンでベールを脱いだスペシャルモデルである。生産台数は限定350台。日の光に呼応してハイライトを浮き立たせる造形には、プロのデザイナーの冴えがある。
RZのベースは、アルファロメオ最後のFRモデルとなった75だ。75はトランスミッションをデフと一体化し、理想的な前後重量配分を実現したトランスアクスル方式を採用したこだわりのサルーンである。 RZのシャシーは、グループA仕様のレーシング75がベースで、フロントがウイッシュボーン式、リアがド・ディオンアクスル式のサスペンション・レイアウト、2510mmのホイールベースは共通なものの、各部の剛性を大幅にアップするとともに、セッティングを細部まで見直し専用品に仕上げている。エンジンは3LのV6。いまとなってはジェントルなシングルカム仕様でパワースペックも210hp/6200rpm過ぎない。しかしコンパクトなボディに対し十分以上に刺激的なパワーを持っているし、なによりパワー特性、吹き上がりともにドライバーを魅了するツボを心得ているのがアルファの心臓らしい。回転フィールはあくまで滑らかで、各ムービングパーツのバランス取りは完璧。
スパルタンさと、スーパースポーツらしい華やかな印象を見事に両立した室内もRZの魅力のポイントになる。スパルタンなのは、ブラックパネルにずらりと並ぶメーター類。手によくなじむ本革巻きのステアリングとともに、走りへの期待を高める要素となっている。一方、華やかなのは、真紅の本革で仕立てられた身体をすっぽりと包み込む絶妙な感触のバケットシートだ。RZのシートはイタリアの超高級本革メーカー、ポルトローナ・フラウの作品だが、まさに職人技が生きた見事な仕立てである。RZに乗る歓びを一気に高めている要素と言っていいだろう。
RZは、強烈な存在感と、圧倒的な走りの歓び、そして所有する誇りを感じさせる逸品である。男の遊び道具として、これほど最適な乗り物はない。(カーアンドドライバー・名車グラフティーより)
RZは、強烈な存在感と、圧倒的な走りの歓び、そして所有する誇りを感じさせる逸品である。男の遊び道具として、これほど最適な乗り物はない。(カーアンドドライバー・名車グラフティーより)
実写は、たまに地元のR246で見ましたし、何年か前、四国の自動車博物館で、じっくりみました。本当に一度見たら忘れません。なんとも素敵な車です。これを乗りこなせる男になってみたいものですね~。
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